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Anorak citylights

レコードを買ってから開けるまでのドキドキとか、自転車のペダルを加速させる歌や夏の夜中のコンビニで流れる有線など些細な日常とくっついて離れない音楽についての駄文集 twitter ID→ takucity4

THE SATISFACTION松澤くんインタビュー

9/2、I HATE SMOKE TAPESから単独カセットテープをリリースしたTHE SATISFACTION。今回はソングライターの1人であり、歌とギターを担う松澤くんのインタビューをお送りします。
インタビューは2部構成になっており、THE SATISFACTIONの結成から今までを振り返るバンドヒストリー的1部、松澤くんの人生を変えた5枚+1枚のレコード及び「はすep」に影響を与えた5枚のレコードに迫る2部。そんな形式であります。
THE SATISFACTIONの過去と現在、そしてこれからを繋ぐ本インタビュー、筆圧マックスでお送り致します。

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先ずはお馴染み私の駄文レビューを御覧ください。スルーOKです
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THE SATISFACTION「はすep」
くだらねえ と呟いてみたはいいが、あんまり好きな言葉じゃなかった。髪の毛を伸ばしても似合わないし、部屋だって7畳くらいはある。タバコは無理して吸っているし、本当は政治にも興味ない。体は見栄と矛盾と脂肪で出来ている。
昨日の練習でのこと。隣のスタジオから壁づたいに聴こえてきたバンドの音があまりにカッコ良くって、リッケンバッカーにターゲットマークなんか貼って気取って立ってるだけの自分が心底イヤになった。スタジオを出る時、なるべく気配を消して外へ出た。
もうTシャツの襟をわざと伸ばすのも、部屋の壁中にLibertinesの切り抜きを貼るのも、リサイクルショップでホラービデオを探すのも、練習だけのバンドごっこも全部終わりにしたい。
昔は誉め言葉のように聞こえた幾多の「キミ変わってるよね」、全部丸めて破いてゴミ箱に投げつけた。結局俺は何者でもないし、あんなにカッコ良い音を出す人間にはなれない。滑稽ながらに決意する。もうマトモになろう。
お酒で全部台無しになった日の夕方、誰かが忘れていった1枚のCD-Rから聞こえてきた歌。思わず停止ボタンを押してバンド名を確認する。「ザ・サティスファクション」黒マジックで殴り書きの文字。これ、あの日隣のスタジオから聴こえてきた歌じゃないか。
外ではセミがミンミン鳴いてた。俺は何度も再生ボタン押してる。壁づたいに聞こえた歌の詞が今はハッキリ聞き取れる。
''マトモになんかならなくてもいいぜ''
うるせーバカって思った後、すぐに泣いた。
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Anorak citylightsのタクです。本日は宜しくお願いします。
松澤(以下 松):THE SATISFACTIONというバンドでギターとボーカルをやってます松澤です。doodlesというバンドでもギター弾いてます。本日は宜しくお願いします!
THE SATISFACTIONの結成はいつになるのでしょうか?
松:結成は2009年です。僕が大学1年生の時に結成しました。元々THE SATISFACTIONの3人は高校時代の同級生で、バンドをやっていたのは広内だけでした。元メンバーに原っていう奴がいたんですけど、彼が「バンドやろう」って誘ってくれて。広内と原、僕と星野。この順番で集まり、この4人で始まりました。
集まったメンバーの共通項はあったんですか?
松:銀杏BOYZが好きだったって事ですね。漠然と銀杏BOYZみたいな音がやりたいという思いがありました。当初はライブハウス毎のブッキングで呼ばれてライブをやらせてもらってました。毎回お金を払ってライブに出ていたんですが、仲良くなりたいバンドがあまり見つからなくて困ってましたね。当初は下北沢でライブする事が多くて、初ライブも下北沢屋根裏(現:下北沢ろくでもない夜)のオーディションライブでした。それから3年ぐらい活動を続けていたんですが、2013年の夏に1度解散するんです。
時期的に、就職活動が理由ですか。
松:そうなんですよ。当時、ドラムの星野はほぼ脱退状態で。ずるずるドラムは叩いてくれているんですけど、就職活動があったから心ここにあらず状態でしたね。そんな状態だったので、なんだか僕もバンドやるのがつまらなくなってきてしまいまして。曲も全くできなくなっていたし。そんな折りに、ベースの広内がTHE NOWHERES'に加入したんですね。
UNDERGROUND GOVERMENT所属のパンクバンドですね。僕もファンです。
松:そうですそうです!広内は広内でTHE NOWHERES'で楽しくやりはじめた事でしたし、星野は就活だしで、THE SATISFACTIONは解けて散りました。
なるほど。銀杏BOYZに影響を受け活動を始めたわけですが、解散以前はプレイする楽曲も銀杏BOYZ直系だったのでしょうか?
松:自分達なりに銀杏BOYZをただ真似するのではなくて、彼らの綺麗な部分に影響を受けていましたね。というのも、銀杏BOYZ直系のバンドで滅茶苦茶な事をやるじゃないですか。そういうのは嫌だったんですよね。結局は同じなのかもしれませんが笑
コピー等はされなかったんですね。
松:演奏が下手過ぎてコピーできなかったんです笑 当初は元々広内が弾き語りで歌っていた曲をバンドでアレンジしてプレイしていたんです。今は僕もTHE SATISFACTIONの曲を書いてますけど、活動初期はソングライターは広内だけでした。
やはり明確にパンクがやりたかった?
松:はい、パンクがやりたいという思いがありました。少し話がずれるんですけど、僕の体には吉田拓郎の音楽が染み付いてるんですよ。
とても意外です。
松:ですよね笑 親父が吉田拓郎のファンなんです。幼少の頃から車の中でずっと吉田拓郎が流れてまして、逆に嫌いになってしまうぐらいだったんですね笑 反発しながらも、高校の時に親父のギターを借りて練習し始めた時に、どうしても吉田拓郎の曲が弾き心地が良い事に気付いて。歌謡曲というか、ポップスですよね。自分の根底にはパンクよりもポップスがあると思います。
お父さんの影響もあった吉田拓郎から、どのようにパンクに没入したんでしょうか?
松:きっかけはELLEGARDENです。本当はメロコアがやりたかったんですけど、技術的にできませんでした笑 そこから直ぐに銀杏BOYZに出会ったんですね。
エレファントカシマシやtheピーズはいかがでしょう?
松:ああ、もう大好きです。ダメな自分の背中を押してくれてます。
松澤くんの歌詞って割りとネガティブですよね笑
松:タクさん、ヤブさんと同じこと仰ってますね笑 自分では自分をポジティブ野郎だと思ってるんですが笑 なんだろう、パンクってやっぱりどうしようもない感じを歌ってると思うんですよ。良くも悪くもはみだし者というか、ダメ人間の気持ちに寄り添うというか。
吉田拓郎も凄く暗い歌を歌ってたりしますよね。
松:僕の歌いたい事、内側から出てくる事はそこなんですよ。コンプレックスだったり日々のイライラだったり。情けないかもしれませんが、仕方ないんです。
話を本筋に戻します。2013年の夏に解散し、再開はいつ頃に?
松:2014年の1月です。僅か半年での復活ですね笑 脱退状態だった星野が「またバンドやりたい」と言い出しまして笑 THE SATISFACTIONを解散以前と以後で一期と二期に分けるならば、一期は完全に広内のバンドだったと思うんです。10曲あれば8曲は広内が書いてましたし。でも、二期はもうちょっと民主的になったんです。 僕も曲をガンガン書くようになりました。活動再開後に録音した京都epも、僕と広内で半分ずつ曲を書いてます。
京都epは限られた流通であるにも関わらず、THE SATISFACTIONの名前を全国的に広める事になった名作だと思います。
松:ありがとうございます。僕達も何だかんだ長いこと一緒にバンドやってるんで、お互いに影響を受け合ってる節もあると思うんです。歌詞もそれぞれ2人で書いてるんですけど、世界観は共有できてると思います。名前が挙がった京都epなんですが、これは自分達で録音からミックス、ジャケットの制作まで行った完全にハンドメイドの作品になってます。手にとってもらえれば分かるんですが、インナー等意外と凝った作りなんですよ。これは星野が1枚1枚コツコツ作ってるみたいです。
星野くんお疲れさまです!笑 京都epなんですが、海外の超マニアックなパンクバンド等を知らなくても手放しで良いと思える感じが凄く良いと思っていまして。マニアックな聴き方をする必要がなく、ストレートに良い。
松:嬉しいです。恐らくはメンバーの引き出しが少ないだけだったりもするんですが笑 カッコつけるのがヘタクソなんですよ。京都epは活動を再開してから直ぐに作ったんです。と、いうのも活動再開後は今まで4人だったメンバーが3人になってしまったので、昔の曲が演奏できなくなってしまった。3人でやれる新しい曲を作るしかなかったんですね。そうして曲が溜まっていったタイミングで、THE FULL TEENZの伊藤くんが京都で打っている企画に僕達を呼んでくれたんです。僕達も彼らの気持ちに応えたかったところもありましたので、新曲を詰め込んだ京都epを作ったんです。結果的に僕達の名刺代わりとなるような音源になりました。
THE SATISFACTIONとしては初の京都でのライブ?
松:初めてでした。伊藤くんが誘ってくれた経緯なんですが、僕達の4人時代の音源をSHORT STORYの超さんがディストロしてくれたんです。その音源を大阪のコータさんって方が聞いてくれて、僕達を大阪での企画に呼んでくれたんです。その企画で対バンで出てたのがTHE FULL TEENZで。当時は今の彼らとメンバーが違うし、曲も違うし、伊藤くん、長髪でチャラ男風でした笑 そんな縁があって、THE FULL TEENZと友達になれたんです。
京都epの反響はいかがでしたか?
松:自分達でも驚くぐらい誉められました笑 SEVENTEEN AGAiNのヤブさんやA PAGE OF PUNKのツトムさんやTHE NOWHERES'のハギオさんも誉めてくれて、完全にミラクルだと思ってます。本当に妙な下心抜きで作ったんですよ。録音やミックスもグチャグチャでしたし、製作にも1ヶ月くらいしかかかってないんです。それで初期衝動感が出たのかもしれませんね。
松澤くんはTHE SATISFACTIONの他にdoodlesでもギターを弾いています。両者の住み分けや及ぼす影響はありますか?
松:住み分けはありますね。THE SATISFACTIONは僕が昔から聴いてきた音楽をアウトプットするバンド。僕、70's PUNKとかPOWER POPも大好きなんですけど、doodlesはそこをアウトプットするバンドですね。70's PUNK等は大学に入ってレコードを熱心に掘るようになってから好きになりました。doodlesはTHE SATISFACTIONが解散する2013年の夏に始めました。最初は4人いたのが今は3人になっていますが、僕らなりに一生懸命活動をしています。もしかしたら「ヒマニー」みたいな速い曲はdoodlesでの活動からの影響かもしれませんね。以前は絶対作らないタイプの曲ですから。
根本的に松澤くんの作る曲は歌ものなんですね。
松:そうなんです。速い曲を作るのは苦手かもしれません。
話は変わるのですが、今回リリースされる「はす ep」はI HATE SMOKE TAPESからのリリースになります。これはどのような経緯で決まったのでしょうか?
松:先ほどお話しました、THE FULL TEENZに呼ばれた京都でのライブにSEVENTEEN AGAiNが出てたんですね。京都epは当日発売したので、音源も何もないまっさらな状態でヤブさんにライブを観ていただいた直後、ヤブさんが「カセットテープ作ろうよ」と笑
実に1年以上前からのお話だったんですね。
松:そうなんですよ。何せ僕たちは当時のストックを全て京都epに収めた直後だったので、カセットリリースのために1から作曲しないといけなかった。京都epをカセット化する案もあったんですが、光栄ながらいただいたお話でしたし、全て新曲でカセットを作ることに決めました。そこからなんだかんだで曲が出揃ったのが今年の7月で。I HATE SMOKE TAPESのラインナップはめちゃめちゃ凄いですし、そこに自分達が加われるのは本当に嬉しいです。単純にSEVENTEEN AGAiNのファンでもありましたし。
I HATE SMOKE TAPESのラインナップは松澤くんと近い年代のバンドが多く集められています。
松:この前も代々木でsleeping aides and razorbladesとも対バンさせていただきましたけど、僕は単純に今の日本の若いパンクバンドが大好きで。KiliKiliVillaも生き埋めレコーズも大好きですし、自分達がその中に入っていけるのは本当に嬉しいです。解散前の僕たちはどこにも入れなかったんです。僕達、青春パンクってよく呼ばれるんですけど、青春パンクそのものでは無いと思うんです。事実、それ系のイベントに出ても馴染めなかった。ポップスにもなれないし、青春パンクにもなれない。だから今の状況は本当に嬉しいです。
今の日本の若いパンクバンドは、共通する空気を含んでいても音楽性は様々ですからね。
松:そうなんですよ。だから僕達もその端っこにいれるんです!笑
今の日本のパンクのある側面を象徴するレーベルのひとつとしてKiliKiliVillaがあると思うんですが、4月に新代田FEVERで開催されたKiliKiliVillaのコンピレーションアルバムのレコ発イベントにも出演されてましたね。
松:僕達コンピには入っていないのに、安孫子さんからオファーがきて驚きました笑 僕も未だによく理解できていないかもしれません笑 安孫子さんとは面識があったんです。Anorak citylightsでのインタビューやコンピのファンジンにも書かれている、安孫子さんがレーベルを起こすきっかけになったSEVENTEEN AGAiNのツアー。あのツアーの1箇所に先ほど述べた京都のライブが含まれていたんです。僕も安孫子さんに京都epを渡して、少しだけライブも観てていただけました。
なるほど。今思えば、あのFEVERでのライブも新作カセットへの伏線となるような内容だったかとも感じています。「はすep」の製作はどのように進められたのでしょうか?
松:はい。今まで僕達の音源は自分達で録音してミックスまでやってたんです。今回もそうしようと思っていたんです。演奏技術とレコーディング技術は比例して高めていきたいという思いがありまして。ところが、レコーディング当日にMTRが壊れている事に気付いたんです。急いでMTRを用意しなくてはならない状況だったので、THE NOWHERES'のハギオさんにMTRを借りたら、なんと録音まで手掛けてくれたんですよ。しかもレコーディングの全日程に来てくれて、ミックスまでやってくれたんです!
ハギオさんプロデュースになったと笑
松:そうなんですよ笑 他人に録音やミックスをお任せしてみたら、自分達は演奏に集中できる事に気付きまして笑 非常に納得いくものが録れました。THE NOWHERES'は大好きでしたしハギオさんも信頼できる先輩なので大満足ですね。収録曲については最初からカセットテープを作るために書きためたものばかりです。「アゲイン」を作品の頭に持っていったり、「優男」を中盤のおいしい位置に挟んだりと、曲を書きながら曲順も並行して考えていきました。
ところで「はすep」ってどんな意味なんですか?
松:そこを聞いていただいて嬉しいです笑 僕の友達に面来(オモライ)っていう奴がいるんですよ。THE SATISFACTIONの過去の音源は彼の名前が由来のオモライズムというレーベルから出ております。その面来がコーラスの録音に来てくれたんですが、実際録音する時に全然指示と違う、「はす」という単語を発したんです笑
「はす」ですね。
松:はい。特に意味は無かったみたいなんですけど、一応辞書で調べてみたんです。そうしたら、「はす」には斜という読み方があって。パンクって斜めから物事を見る側面もあるじゃないですか?そんな意味もあるし、「はす」は「破す」、強引に解釈すれば破壊するともとれる。妙に「はす」という言葉が気に入ってしまいまして、「はすep」と名付けたんです。
思わぬ言葉が自分達のキーワードになってしまった。
松:そうなんですよ笑 あとは、英語のタイトルがあまり自分達に馴染まない気もしていたので。
今回、I HATE SMOKE TAPESからリリースされるに当たって、新たにTHE SATISFACTIONを知るリスナーも現れることは間違いないと思います。
松:そうですね。僕達みたいなバンドがいるって事をもっと知ってもらいたいと素直に思います。僕達が今まで好きで聴いてきたような、例えば銀杏BOYZやエレファントカシマシ、theピーズを好んでいるような方々にも届いたら最高ですね。反響が楽しみです。宜しくお願いします!


続いては松澤くんのルーツ探訪編、2部です。
「THE SATISFACTION松澤くんの人生を変えた5枚(+1枚)のレコード」
①BUMP OF CHICKEN「ユグドラシル」
いきなり意外なセレクトです。BUMP OF CHICKENの代表作ですね。
松:これは僕が音楽を聴き始めるきっかけになったレコードです。それまでは音楽を聴く習慣が無かったんですが、友達に本作を借りて聴いてみて衝撃を受けました。「歌詞がストーリーになってるし凄い!」と笑 メロディも良いし速い曲もあるしで、バンプを出発点に色んなバンドを掘るようになりました。
②ELLEGARDEN「ELEVEN FIRE CRACKERS」
松:これは高校1年生の時にリアルタイムで聴いてハマりました。ELLEGARDENをパンクで括るかはさておき、初めてそれらしいライブを観れたのもELLEGARDENが最初でした。幕張の3万人くらい入るホールで、初めてダイブとかモッシュというものを体験して。この時、バンドをやる事を決意しました。バンプは難しかったけど、エルレならできた。そんな感じです。
③吉田拓郎「今はまだ人生を語らず」
吉田拓郎の作品でもコアなとこ突きましたね~笑 普通は「元気です」ですよ。
松:これはCDが廃盤になってて買うと凄く高いんです。「ペニーレインでバーボン」という曲に放送禁止用語が含まれていて再発できないんですね。吉田拓郎は僕がフォークや昔の音楽を新鮮に聴けるようになったきっかけになったんです。シンプルに吉田拓郎かっこいいと思えて。初めて自分で吉田拓郎のレコードを買ったのも本作でした。親父がファンだから家にレコードは全部揃ってるんですけど、どうしても自分で欲しくて。ちなみに本作に入ってる「シンシア」は銀杏BOYZの峯田さんが敏感少年隊でもカバーしていて、凄く自分の中で繋がった感があります。
④銀杏BOYZ「DOOR」
松:本作をTSUTAYAで借りて初めて聴いて衝撃を受けました。もうイントロからすごいじゃないですか。
ジャーン!あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスより~!
松:ジャーン!グミチョコレートパインを1回読むって事の方が!って笑 しばらくDOORばかり聴いてました。僕は銀杏BOYZの曲でもロマンチックなやつが好きなんですけど、本作は特にその要素が強いように思ったんです。今はアルバムとして好きなのは「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」かもしれませんが、自分の人生に強く影響を与えたのは間違いなく「DOOR」です。日本語で歌いたいと思ったのも銀杏BOYZがきっかけです。あとは当時高校生で僕も童貞だったので、淋しい男の心を優しく受け止めてもらっていました笑
松澤くん的に2014年に出た「光のなかに立っていてね」「BEACH」はいかがでした?
松:とにかく聴いた事がない音を投げ込まれた気持ちでしたね。本作をライブで聴きたかったと強く思います。
⑤ffeeco woman「CLASSIC DESTROYER EP」
⑥SEVENTEEN AGAiN「NEVER WANNA BE SEVENTEEN AGAiN」
松:ある日広内がffeeco womanとSEVENTEEN AGAiNの音源を買ってきたんですよ。もう聴いた瞬間ヤバい!って思いました。ライブハウスに通うキッカケになりました。週末ライブハウスに行って出演者に話しかけたりして、そこから色々繋がることができましたね。ffeeco womanもSEVENTEEN AGAiNもメンバーに音源を渡してお近づきになれたり。あ、ffeeco womanとは10月に吉田将之さんの企画で、SEVENTEEN AGAiNとは彼らのレコ発ツアー名古屋編で対バンさせていただきますので是非!
僕が最後に観たffeeco womanは、まだメンバーに女性がいました。
松:今は男性のみになっちゃいましたね。ffeeco manですよ笑

「はすep製作に影響を与えた5枚のレコード」
①エレファントカシマシ「明日に向かって走れ-月夜の歌-」
ちょうど今日大宮に来るまで聴いてました!
松:エレファントカシマシ自体リリースしてるアルバムが多すぎて、全部を聴いてるわけじゃないんです。でも、このアルバムは大好きです。ストレートに自分に入ってくるんですよ。だってアルバムが始まっていきなり「突っ走るぜ明日も~!」ですよ笑 「そうだよな、走るしかないよな!」って気持ちになりますね。あとは、「昔の侍」という曲。これは名曲ですよ。むちゃくちゃメロディが良い。「風に吹かれて」も入ってますし、マスターピースですね。エレファントカシマシは特にメロウな曲が好きです。そんな感じで、「はすep」のメロディ作りにおいてエレファントカシマシからの影響を意識しました。「マッチ」という曲は特にそれが顕著だと思います。
②SPARTA LOCALS「セコンドファンファーレ」
松:ふと昔聴いてた音源を聞き直す時ってあるじゃないですか。SPARTA LOCALS、凄く引っ掛かったんですよ。ギターもドラムもとにかく狂気的で、キてる。THE SATISFACTIONに何か新しい要素を注入するとしたら、初期のSPARTA LOCALSですね。このヒリヒリした感じは凄く欲しい。僕達、ヘラヘラしがちなので、、笑
③DERANGEMENTS×FOUR TOMORROW「SPLIT」
これ、聴き倒したな~笑
松:FOUR TOMORROWは勿論めちゃめちゃカッコ良いんですけど、特に僕はDERANGEMENTSの日本語の使い方に影響を受けました。メロディックでドタバタしたパンクサウンドに日本語を乗せるバンドってあんまり見付からなくて。本作を見付けた時、「ひとつの正解出ちゃってる、やりたい事やられてる」感ありました。音も凄く大きいし、加速度が凄い。自転車ぶっ飛ばしたくなります。
本作以前のアルバムでは英語でしたね。
松:そうなんですよ、それはそれでカッコ良いんですよね。DERANGEMENTSはあんまりYouTubeにもライブ動画とか上がってないし、謎の立ち位置感もあります。
④THE NOWHERES'「But The City Turnning」
松:メンバーのハギオさんが今回の音源製作を手伝ってくれてます。僕、このアルバム凄く好きなんですよ。とにかく音が凄い。
めちゃめちゃラウドですよね。
松:めちゃめちゃうるさいのに曲が美しいんです。彼らの曲は凄く生活感があって、世界平和ならぬ四畳半平和を歌ってる。もうカッコ良いです。
THE NOWHERES'しかり、吉田拓郎しかり、THE SATISFACTIONは四畳半サウンドの正統な後継者であります。
松:色々な狭さが音に出てます笑
⑤theピーズ「とどめをハデにくれ」
松:僕は曲を作ってますけど、「日が暮れても彼女と歩いてた」を越える曲を作れたら死んでもいいです。とにかく曲を作るときにこのアルバムを意識していますね。そしてこのアルバム、9曲入りなのに53分もあるんです。
theピーズの作品の中でも異様なオーラを放ってるというか。とにかく重いし暗いし遅い。ズブズブ落ちる感じがある。
松:凄い9曲ですよね。こんなアルバム作ってみたい。とにかく憧れてやまないアルバムです。
ありがとうございます。以上でインタビューは終了です。お疲れさまでした。じゃ、ユニオン行きますか。
松:ありがとうございました。楽しかったです!ユニオン行きましょー!